- DEVELOPMENT PROJECT
- 自社で実運用しながら検証
- 開発中
資産管理法人向け
運営台帳 開発プロジェクト
通帳・借入・資産を、
一つの台帳でつなぐ。
代表自身の資産管理会社の会計データ復旧から始まり、通帳の取込、返済予定表との照合、仕訳の候補、会計ソフトへの連携、資産ごとの台帳までを開発しています。モックで止めず、実際の決算で使いながら検証していきます。
開発中のプロジェクトです。販売中の製品ではありません。社名・物件・金額などの実データは掲載していません。
始まり
最初の仕事は、
消えた会計データを取り戻すことでした。
- 01パソコンの故障で、会計ソフトのデータの一部が失われた
- 02手元に残っていた仕訳のExcel・CSV、決算書のPDF、固定資産の明細を根拠に、過去の期を会計ソフトへ戻した
- 03戻した結果の決算書・固定資産台帳・仕訳を、確定版の資料と1行ずつ照合した
- 04差異が出た箇所は理由を調べ、端数処理などの表示上の違いと、本当の差異を分けて記録した
代表が経営する3社について、AIと一緒に過去の期を復旧し、決算書・固定資産・仕訳を確定版と照合して、代表が確認するところまで終えました。
分かったこと
復旧してみて、
毎年の手作業の流れが見えた。
- 通帳・売上・返済予定表をExcelで加工する
- 加工したCSVを会計ソフトに取り込む
- 固定資産は会計ソフト側で手入力・補正する
- 決算の調整仕訳を足す
- 決算書・固定資産明細・申告書類を人が照合する
この流れを、Excelの加工から順にアプリの中へ構造化し、最後は決算・税務申告まで一気通貫でつなぐことを目指しています。
台帳の設計
中心に置く、5つの台帳
銀行口座
通帳の明細を取り込み、残高の検証と重複の検知を行う。仕訳の候補のもとになる
借入・返済
返済予定表と実際の引き落としを照合し、元本と利息に分ける。合わないものは確認待ちに回す
保有資産
不動産・発電設備などを同じ構造で持ち、ひも付く借入と返済予定表をまとめる
収益
家賃や売電の収入を、資産ごと・年度別・月別に持つ
会計連携
確認済みの仕訳を、会計ソフトの取込形式で出力する
金額の計算と照合はプログラムが行い、合わないものは人が確認します。AIが勝手に仕訳を確定させることはしません。
現在の開発状況
いま、どこまでできているか
2026年10月時点。「実装済み」は、開発中のアプリに組み込まれ、テストで動作を確認している機能です。本番運用はこれからです。
- ・原本ファイルを、出どころの記録つきで登録
- ・通帳明細(Excel等)の取込と、残高・重複の確認
- ・通帳の引き落としと返済予定表の照合(月に複数の返済、金額差の診断を含む)
- ・照合で合わないものを人が確認する「確認待ち」の一覧
- ・貸借が一致する仕訳候補の作成
- ・承認した仕訳だけを、会計ソフト(弥生会計)の取込形式で出力
- ・Excelでの一括編集と再取込(Excel Round-Trip)
- ・期の締め:締めた期を黙って書き換えない
- ・利用団体ごとの境界と、操作の記録の土台
- ・資産台帳の画面:資産の一覧と明細、ひも付く借入、返済予定表、年度別・月別の収益
- ・既存のExcel(資産一覧・返済計算・発電売上)から台帳への移行
- ・代表の資産管理会社の次の決算(2026年11月期)で、実際に使いながら検証
- ・本番用のデータベース設計(いまは軽い保存方式で検証中)
- ・画面の使いやすさ(返済予定表の絞り込み・月別集計など)
- ・納税管理・金融資産管理などのモジュール
- ・PDFや手入力をAIが補助する取込
- ・銀行とのAPI連携(調査済み。当面はCSV・Excel取込を優先)
- ・将来的な会計ソフト本体・税務申告書作成モジュール(構想)
レビューで見つかったこと
「動いている」だけでは、
お金の台帳は任せられない。
実装のあとにコードレビューを行い、見た目では気づきにくい2つの誤りが見つかりました。どちらも修正し、同じ誤りが戻らないようテストで固定しています。
FINDING 1
「いまの借入残高」に、将来の最終返済行を使っていた
返済予定表の最後の行を残高にしていたため、まだ返済中の借入が完済済みに見えるおそれがありました。基準日までの最後の返済行を使うように直しました。
FINDING 2
同じ月・同じ名前の売上を1行にまとめて、明細が1件消えていた
集計のつもりの処理で、元の明細が1行減っていました。明細はまとめずに保持し、件数と合計がExcelと一致することをテストで固定しました。
資産管理会社の管理を、
Excelから一つの台帳へ。
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