Case Study · 知識・運営
現場の知見を、フォルダに残して回す
訴訟、建築、塾運営、教材、公式サイトまで。判断と修正をチャットに残さず、同じ型の知識フォルダで回している。
講義用のデモではありません。分野の違う仕事でも、置き方は同じです。案件の中身はここには出しません。見せるのは「どこに、何の種類として残すか」というフォルダの型です。チャットの履歴に頼らず、次の担当やAIが同じ前提から入れるようにしています。
01
課題
仕事が終わるたびに、判断の根拠や直した理由が会話ログや個人の頭の中に残ります。次に似た案件が来たとき、同じ品質でやり直せません。完成した仕組みほど、公開後の修正が本体になります。残し方を決めないと、また属人化します。
02
従来
メール、チャット、デスクトップの一時ファイルに散らばっていました。案件名も資料の中身も、探す人の記憶に依存します。AIに頼むときも、毎回ゼロから説明し直す必要がありました。
03
どう変えたか
仕事の種類ごとに知識フォルダ(Obsidian Vault)を置きました。ルール、調査、修正、引き継ぎを日付と種類で残します。共有ドライブ上のフォルダが正本です。画面に出すのは構成の参照だけです。案件の実名や文書の中身は掲載しません。
04
成果
訴訟、本社ビル建築、塾の面談資料、書籍スキャン、塾システムの保守、AIスクール運営まで、同じ骨格で回しています。分野が違っても「後から読める」「AIが同じ前提を読める」状態を維持できます。完成後の保守も、この置き方の延長です。
仕組み
分野が違っても、置き方は同じ
知識フォルダ(Vault)とは
Markdownのノートをフォルダで管理する保管庫です。チャットに消えない「社内Wiki+ルール集+調査の倉庫」として使います。目的はツールの操作ではなく、知見を資産として残すことです。
同じ骨格を使い回す
rules(守り方)、reports(調べたこと・直したこと)、wiki(概念)、Memory(今の前提)。名前は現場で少し違っても、役割は揃えています。新しい案件でも、空の箱から始めません。
修正はルールに昇格する
一度直した指示は、その場限りにせずルールへ移します。同じ説明を二度しなくてよくなり、担当が変わっても品質が落ちにくくなります。
中身は出さない
公開しているのはフォルダ構成の参照です。訴訟の相手方、建築の関係者、生徒や保護者の実名、契約書の本文は載せません。必要な箇所はダミー表記にしています。
画面
フォルダ構成の参照(中身は非掲載)

訴訟
過去・進行中・予定を分け、共通ナレッジとテンプレートを横に置く構成です。案件名は掲載していません。

本社ビル建築プロジェクト
提案依頼、協議、wiki、reports を分けた建築案件の構成です。関係者名はダミー表記です。

塾の面談資料づくり
営業資料を安定して出すための知識フォルダです。必須項目と禁止事項をここに蓄積しています。詳細は営業の事例へ。

書籍スキャン
アイデアのヒントにするためのスキャンデータと、確認状況や気づきメモ・進捗の記録を分けています。書名の一覧は掲載していません。

塾管理システムの保守
公開後の調査・修正・引き継ぎを残す構成です。画面の中身ではなく、保守の置き場所を示しています。詳細はITの事例へ。

浅間上昇AI Academy
公式サイト、教材、定例、スライドを一つの共有フォルダ配下で回しています。運営の知識本体は ObsidianVault です。
学べること
この事例から持ち帰れること
- 知識の置き方は、分野を問わず転用できます。ツール名より先に、残す箱を決めるのが経営の仕事です。
- 完成は始まりです。直した理由をフォルダに残さないと、また属人化します。
- 案件の中身を公開しなくても、構成を見せれば「同じ型で回せる」ことが伝わります。
- AIは加速装置です。毎回同じ前提を読ませる場所がないと、出力は安定しません。
関連
同じ型が使われている事例
NEXT STEP
このような仕組みを自社でも作りたい方へ
入口は、公式サイトを自分で直せるようにするHP構築と、提案を現場に渡せる型にする営業資料の実践パッケージです。営業資料は架空の提案資料で型を学び、ご自身の資料へ落とし込みます。パッケージに収まらない固有課題は、実践・個別伴走で経営者自身が型をつくり、現場に渡せるところまで伴走します。開校案内が決まり次第お知らせします。